2014/11/08

今年も残すところ僅か

今年もあと1ヶ月と半分程度になりましたね。
 
あと3週間授業に通って、1週間勉強期間があって、1週間試験を受けて、あとは4年ぶりの冬休み。
今年の冬はベルリンにいる彼女に会いに行く予定です。
ベルリンに初めて行ったのは2010年に友人と、そして去年2013年の冬にベルリナーレ映画祭に参加しに一人で行ったのが最後です。
あそこはかなりリベラルで気に入っているけれども、ベルリンについてはベルリンに実際に着いてから書こうと思います。

ところで先日友人の結婚披露宴に誘われて、
「時期的になら考えるけど、年末だと期末試験があるから厳しいかも」って言ったら
「期末試験www」って笑われてしまいました。
確かに仕事をしている人からしたら期末試験っていう響きは懐かしいんだろうなー、
おれも働いてたらきっと同じような返信してただろうな。

ちなみにうちの学校はかなり保守的でイントラネットなんか古臭い要領の悪い仕様になっているのだけれど、
それでも大学のメールアドレスを自分のマックに繋げたら自動的にスケジュールが更新されるようになっていて、
基本的に毎日このスケジュールを見て行動してます。
こんな感じで毎日更新されます。


これは非常に便利。
日本で学生していた頃はたまに授業を受けに教室に言ったら「休講」なんて張り紙があって、
「ホームページに記載のとおり」なんて書いてあって、あたかも学生のせいみたいにされていたけど、ホームページなんか毎日チェックしないよなー。 
このスケジュール更新機能は是非日本も真似してほしい。


ところで、テクノロジーに関して、この話題に直接は関係はないのだけれど、ソルボンヌ(パンテオン)で修士を取った友人曰く、
学校内でWiFiコネクションを作ろうという学事課の動きがあった際に、
「ノートパソコンを持っていな い学生と持っている学生との格差が広まるので、
WiFIコネクションは設置しないことに決定した」
なんていう学校側の決定があったそうな。
それを聞いた友人はもうパリはダメだと諦めたらしい。
 これって、平等に当たるのかなんなんのか微妙なラインだよなー。

フランスというと、Front Nationalが勢力を強めていますね。
とあるニュース曰くオランド大統領の支持率の2倍の支持率を獲得しているとか。
(http://www.newsweek.com/far-right-leader-marine-le-pen-twice-popular-france-current-president-hollande-282090)
これは確かにかなりアブナい状況。
ただでさえフランス国内(バンリュー)のアラブ人はアイデンティティーの危機があるというのに、
これじゃあISISに戦闘員を送り込んでいるようなもの。
いつだかにオーストリアに制裁を加えたように、EUがフランスに対して、極右政党の躍進を理由に制裁を加えることはあるのだろうか?

ところで、ヨーロッパの知識人、あるいは割と教養の高い学生はEUを崇拝しているように思います。
アメリカ人の教授が言うに、それは「ある意味宗教じみている」。

フランス国民戦線を非難する理由はわかります。
グローバル化する社会でみんなで協力して一つの文化をつくり上げていこうというときに
移民は出て行け!だとか、ユーロなんて出てやる!というのはやはり足並みが揃わない。
人種差別をしているわけではないけれど、時代に逆行しているのは明らか。
ただ、うちの学校でもそうだけど、ヨーロッパのある程度教育レベルの高い人達は、
EU=平和、EU=強いヨーロッパの維持、という幻想か何かわからないけれど、
 EUの存続を危ぶませる存在をすべからく非難する傾向があるように思います。

「ユーロからの離脱はヨーロッパに危機をもたらす!」
「EUの条約が国内法に対して時として優越するのは、当然だ!」
「人とお金と物の移動は、完全に自由になるべき!」

という主張、確かに納得できます。
ただ、盲目的に「ユーロ圏からの離脱は危機をもたらす」と信じていても、何も得るものは無いんじゃないか、と思ったりもします。
どうしてユーロ圏を離脱したらフランスに打撃を与えるのか、
ギリシャやスペインが離脱したらどうなるのか、とか、
批判的に考える隙もなく「EUを批判するやつなんて知識人としてありえない!」
という考えがとてつもなく強い気がします。


今朝、母親が送ってくれた蕎麦キットが届きました。
(蕎麦、どんこ、昆布、カツオ、醤油etc)
アメリカにいたときも、クロアチアにいたときも荷物を送ってくれたことなんてなかったのに、
突然どうしたんだろう?と思ったりもしたけれど、
やっぱり蕎麦はうまいので、細かいことは気にしないようにする。
早速作った蕎麦は、やっぱり美味かった。


細かいことは気にしないようにする、とはいいつつも、スカイプで話していて、
「最近少し体調を崩してお酒をやめたの」
と聞くと、やはりかなり心配になる。
うちの両親は毎晩かなり酒を飲んでいて、むしろ飲んでいない日が無いくらいだったので、
深刻な問題なんじゃないか、なんて考えたりしてしまいます。
特に、小藪さんの徹子の部屋での話を聞いたら尚更。



親が大切なのは十分わかってるつもり。
どれだけ親孝行できたかわからないけど、今の所、親不孝の方がまだまだずっと大きい。
今はまだ、両親のいない人生は想像できない。 にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ

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