2015/04/13

春休みの終わり

またまたご無沙汰してます。
ブログでコメントを頂くとgメールに連絡が来るのですが、その度にああ最近書いていないから書かなきゃなあと思い立ちます。

3週間前に春学期が終了して、昨日で春休みが終わりました。
休みの最初半分は彼女がベルリンからやってきていたので、ウィーン市内をぶらりぶらりしたり、友人と飲み歩いたりしていました。
初めてHaus des Meeresというウィーン市内の水族館に行ってきたのですが、思いのほか展示クオリティが高く、屋上からはウィーン市街が一望できるので、今の所いちばんのオススメ・スポットです。

春休みの後半は期末レポートが一つ残っていたのでそれを片付け、履歴書を書き上げてインターンの応募をしようと思っていたのですが、
結局アメリカ・ドラマを見はじめて止まらなくなり、期末レポートをなんとか終わらせるだけという効率の悪い休みになってしまいました。
レポートは金融学の授業のもので、サブプライム・ローン問題とバーゼル合意を絡めてリーマン・ブラザーズの破綻を論じなさいというもので、約7,000語、ページにして15ページになりました。
一つの授業の単位を取得するために15ページは、長すぎると思うのですが他の学校もこの程度なのでしょうか。
特に金融商品などを論じるペーパーとなると、簡単に説明しようと思えば1ページで終わってしまうので、不必要な情報を書きなぐることになってしまいました。
昔はバークレイズやゴールドマン・サックスなどの投資銀行に興味を持っていた時期もありましたが、
深く知れば知るほど自分の人生ではお金ではない他の利益を生み出したいという思いが強くなります。

アメリカのドラマは「Breaking Bad/ブレイキング・バッド」というものを見ていたのですが、これに完全にハマってしまいました。
冴えない高校の化学教師が肺がんを申告され、手術代や家族の資金を稼ぐために覚せい剤を作って荒稼ぎをし、ドツボにハマっていくという、まさにBreaking Bad(アメリカ南部のスラングで「悪の道に手を染める」という意味らしいです)な内容でした。
アメリカのドラマは高い視聴率が続く限りいつまでも連載を続けるので後々グダグダになっていく(プリズン・ブレイクやロスト、OCも最後は意味がわからなくなってきたし)というパターンが多いのですが、
これはシーズンが進むにつれてどんどん面白くなっていく珍しいものでした。
一度のめり込んだドラマやゲームが終わってしまうと喪失感がヒドいことがたまにありますが、一週間たった今もまだ喪失感がすごいです。
日本でもhuluなどで全シーズン見ることができるので時間がある方はぜひ。

ドラマをぐだぐだ見てレポートを終わらせた後は先週末ザグレブに行って昔の友人たちに会ってきました。
町や人は相変わらずで、カフェばかりが増え続けているところもまたザグレブらしくて懐かしくなって帰って来ました。
ジョンズ・ホプキンス大学から学費免除を受け、金銭的に少しは余裕が出てきたのでまだ行ったことのないアフリカや中東などを見てみたい気もするのですが、
飛行機代などで数百ユーロという額を見ると面食らってしまい結局近場で終わってしまうのが残念です。
昨日の帰りのバスでは、たまたま隣に座った女の子が昔大使館の仕事で関わっていた方の娘さんで、改めて世間が狭いことを痛感しました。
彼女は高校生で、親の仕事上いろいろな国を転々としており、現在はフランスのバカロレアを取得するために勉強を頑張っているようでしたが、自分の意見を理路整然とはっきり言える子で、大したもんだなあと感心してしまいました。
同じく国連を目指すという目的を持って理想に燃えていて、これから現実を直視しながらも、その理想を絶やさないでほしいなあと思うのでした。

今学期の授業はInternational Monetary Theory(国際通貨論)、Human Rights in the Balkans(バルカンにおける人権問題)、International Environmental Economics(国際環境経済学)、International Economic Law and Institutions(国際経済法と機関)、The Law and Practice of UN(国連の法と実践)と、あとはフランス語なっており、今晩からフランス語の授業です。
単位は十分に足りているので環境経済学に関しては聴講に変え、インターンやキャリアに関する準備に時間を割こうか悩みどころです。

また時間を見つけてぐだぐだと書こうと思います。